2018年という年を振り返るとき、個人的に一番変化が大きかったのがキャッシュレス決済だなぁと強く感じます。現金使う場所が近所のスーパーぐらいになっちゃいました。
それまではJCBデビットカードとEdyぐらいしか利用していなかったところ一気に10種類近く使い分けるようになり、還元率も1%がベースだったところが3倍以上に。

友人に勧める用のまとめとして、私が使うようになったサービスを紹介してみます。
長いよ~

■Kyash 還元率2.0%(+クレカ還元1.0%で実質3.0%)
https://kyash.co/

あまり知名度高くないですが、2%という高還元を誇るVISAプリペイドカード。
1日の決済限度額3万(リアルカード発行後は5万)、1ヶ月の決済限度額12万という制限があり少し癖がありますが、2%還元は単純に強し。

プリペイドカードとは言っても、決済の都度紐づけたVISAカードから落としてくれるので、チャージする手間はありません(JCBカードは不可)
Webショッピングが主用途となるアプリ版から利用スタートした後、希望があればリアル店舗でVISAカードとして使えるリアルカード(物理カード)を発行してもらう流れ。

このカードにチャージをするときのクレカの還元は別途計上される為、1%還元のカードを使っていれば3%という高水準に達します。1倍のカードだけを使う場合と比較すると単純に3倍。
どうやって2%の還元率維持しているんだろうと不思議でなりませんが、使えるうちは利用させてもらいます。

なおこちらのKyashさん、11月にVISA決済(チャージ)が通らなくなる障害が発生して、復旧にほぼ1ヶ月かかるというトラブルが有りました(障害発生報復旧報
その期間も抜け道的なチャージ法は存在していたので利用できていましたが、サポート体制の弱さは今後も出てくる可能性があり、そこを許容できるかでしょうか。


■SONY BANK WALLET 還元率0.5%~2%

https://moneykit.net/visitor/sbw/

ソニー銀行が発行しているVISAデビットカードです。
デビットカードはクレジットカード扱いで決済が可能で、銀行口座からその場で即時引き落としがかかるカードです。1~2ヶ月先に持ち越されるとお金の管理ができなくなるだらしないふちけん氏にうってつけのカードです。

還元率は0.5%からの変動制ですが、1%に上げる条件はそれほど厳しくなく(※1)、後述する楽天銀行と比べてソニー銀行は入金・出金がやりやすいメリットがあり(※2)、今はこちらをメインカードにしています。
私はKyashの支払い元をこのカードにしていて、諸々のキャッシュレス決済の支払いにKyashを指定しているので、様々な支払いが最終的にソニー銀行に集まるようになっており、ここの残高だけチェックしていれば問題ない体制にしています。

Playstationデザインの券面を発行でき、PlaysatationStore連動のキャンペーンをたまにやっているところもゲームオタ的に嬉しいところ(PlaystationStore決済分は無条件で常時2%還元になる優遇もあるのですが、Kyashで買えば3%になっちゃう…)

※1. 条件は3月と9月に5万円以上の積立投資を行うこと。2019年からは3万円に引き下げ
※2. 2019年入出金手数料→https://moneykit.net/visitor/info/info181113_02.html
 還元率1%のシルバーステージの場合、月7回まで出金無料 入金は制限なく無料


■楽天銀行 JCBデビットカード/VISAデビットカード 還元率1%

イーバンク時代から使っているので、相当お付き合い長いです。
もうメインで使用しておりませんが、無条件で1%の還元が得られるのは未だ高水準。
年会費無料・1%還元は長らくJCBだけの状態でしたが、今調べてみたらVISAも同じ条件のカードができたようです(昔存在していた時期はあるので復活というべきか)。

楽天銀行は入出金の手数料がめんどくさく、細かい金額を継ぎ足したいことがあるデビットカードの運用に向いていない部分があるのがデメリットです。入金3万円以上で手数料無料ですが3万未満の場合216円取られますし、出金は常時216円。
これが嫌で今年の春にソニーに切り替えました。イーバンク時代から数えるとVISAからJCBへの切り替えはあったけど10年ぐらい使ってた気がしますが、かなりに無駄に手数料支払わされていた記憶があります。

還元は楽天スーパーポイントで付与。最近はこのポイントをデビットの支払いにあてることができるようになり、Edyへのチャージや楽天Payでの利用も出来るため、ポイント消化先に困らなくなりました。


デビットカードは主に上記の2枚の利用ですが、プロバイダ支払いなどの月次決済が通らないものも存在するため、そういう用途に利用可能な「住信SBIネット銀行のVISAデビットカード」も保持しています。
こちらは0.6%還元。還元率は落ちますが、プロバイダ(ソフトバンク光+Yモバイル)の支払いをこのカードで行っています。


■楽天Edy 還元率0.5%(Kyashチャージ不可)

これまた楽天に移行する前のEdy時代から長く使っています。昔はSONY系だったしPS3時代はPS Storeの買い物にEdy決済使えたんだぜ・・・
一時期はコンビニ支払いを全部これでやってたことも有りましたが、Kyashとの連携が効かず還元率でかなり見劣りするため、今となっては会社のEdy専用自販機で飲み物買うだけの用途に。

クレジットチャージを行うとき、大半のデビットカードは通らないのが辛いところ。
今年の夏ぐらいまでりそな銀行のVISAデビットカードからチャージしていたのですが、カードの券面が変わってから使えなくなりました。りそなのカードはEdyチャージのためだけに持っていたので用無しに。


■nanaco 還元率1%(還元0になるが税金とかの請求書支払いも可能)

普段のコンビニ払いはSuica一択ですが、市民税払う時とセブンイレブンの楽天バリブルカード購入キャンペーンの時限定でnanaco使っています。
「nanaco 節税」とかでぐぐれば解説しているサイトがいっぱい出てきます。

この節約術が広まった影響か、nanacoチャージ時の還元が非対応になったり適用範囲が制限されるクレジットカードが年々増えているようですが、今の所KiigoでnanacoギフトコードをSONYのVISAデビットを使って購入、のルートで1%還元を確保できています。


■モバイルsuica 還元0%(Kyashからのチャージ可。実質還元3%)

今年の10月にスマホをiPhone7に変えたのですが、それ以前(iPhoneSE)と以後で劇的に変わったのがモバイルSuicaを利用できるようになった点。
Suica部分そのものの還元はないものの、Kyashとの連携で実質3%還元の決済となるのはとても大きい。コンビニほぼ全部OKなど使えるお店の数も圧倒的。
一応ローソンやファミマなどは後述のバーコード決済のほうが還元率高くなるのですが、ポイントカード出しつつスマホでアプリの画面出して、という操作がめんどくさくて、Suicaで済ませちゃってます。スマホかざすだけなのでとにかく早い。

クレジットカードやEdyの決済を導入していなくても、交通系電子マネーだけは導入しているお店が存外多いのも有り難し。
(私の用途でピンポイントにいうと松屋、松乃家、福岡パルコ地下の飲食店)

最近は月1ぐらいのペースで東京に出張しているのですが、福岡の地下鉄・東京のJR・私鉄・高速バスをSuica1つでほぼまかなえるのは楽で良いです。モバイルSuicaになる前は物理Suicaカードを使っていましたが、券売機でチャージするのがめんどくさかった…

Kyashからのチャージを行う場合は、1度に6000円以上の決済を行うことがキャッシュバック適用の条件です(Kyashオフィシャルに明記されています


■楽天Pay 還元0.5%(Kyashからのチャージ可。実質還元3.5%)

主な利用店舗:ローソン、うちの近所のドラッグストア(新生堂)

ここからは最近流行りのバーコード決済系。
楽天Payは楽天スーパーポイントを使用することができ、期間限定ポイントの消化も可能な点が強みです。楽天Pay自体に0.5%のポイント還元があり、かつKyash利用で3%の上乗せがあるため、合計で3.5%の還元率になります。

使えるコンビニは長らくローソンオンリーでしたが、12月からファミマ、ミニストップ、ポプラが加わりました。PayPay陣営と思われたファミマに食い込んだのは個人的に驚きでした。

還元率は普通、PayPayやLINEPayのような派手なキャンペーンを打つことはないですが、福岡・神戸限定で10%還元やってたり(コンビニは除外されてるけど)、お小遣い程度のキャンペーンは地味にやってたりするので、そういう細かいのを拾いつつ楽天のポイントが余る時に使う感じになりそうです。
(最近は出張時に楽天トラベルでガバっとポイント消費しているので余らない)

有効活用された事例として、12月に出張した時の身内飲みで使った神奈川某居酒屋で使えたので、7000円決済3.5%還元でウマウマでした。
7000円の3.5%って245円なので、こう書くとしょぼそうに見えるけど。



■LINE Pay 還元0.5%~2.0%(+3%キャンペーンで実質3.5%~5.0%)

主な利用店舗:ローソン、ビックカメラ、うちの近所のドラッグストア(新生堂)

クレジットチャージができないタイプの決済のため、還元率の面で弱いサービスですが、2019/7/31までバーコード決済が+3%されるキャンペーン中のため、還元率で見劣りすることはありません。
それでもあえて使うほどのではないのですが、私の場合LINEショッピング経由でYahooショッピングやAmazon、ふるさと納税を利用することが多々有り、そのキャンペーンのキャッシュバックが月1で5000ポイントとかどーんとくるので、その消化で利用中。

PayPay祭りが終わったタイミングでこっちの20%還元サービスが始まったので、12月の間はローソンやドラッグストアでちょいちょい使ってました。計算してみたら10000円ぐらい使ってた。全部LINEポイントからの補充。

LINEPayに限らずLINE系のサービスはショッピングとかデリマとか、意味がわからないレベルの高還元のキャッシュバックをばらまくことが多々あるので、今後もキャンペーンには期待ができそうな気がします。


■PayPay 還元0.5%(Kyashからのチャージ可。実質還元3.5%)

主な利用店舗:ファミマ、ビックカメラ、うちの近所のドラッグストア(新生堂)

100億還元キャンペーンで1週間だけめっちゃ話題になりましたが、普段の性能を見ると楽天ペイと同率なので、これといった特徴のない使えるお店が更に少ない決済手段という感じです。
100億キャンペーン発表のタイミングで登録しましたが、最初にチャージした5000円+ボーナス2000円を未だに使い切れてません。どうせまたキャンペーン来るだろうと高をくくって残高はそのままにしております。

YahooショッピングなどのYahoo系サービスの期間限定Tポイントが今後Paypayのポイント付与に切り替わることが発表されているので、期間限定ポイントの消化用途での利用が今後加わることになりそうです。
Yahooショッピングは結構頻繁に利用しているので、期間限定ポイントを使い切れず余すことは殆どないのが現状ですけどね。


■Origami Pay 割引率変動(Kyashからのチャージ可。還元3.0%+割引)

主な利用店舗:吉野家、ローソン、うちの近所のドラッグストア(新生堂)

吉野家の190円引きキャンペーンを機に登録、それ以外の用途ではほぼ使っていません!
明細見返したら12月後半だけで8回も吉野家行ってる・・・

キャッシュバックではなく支払う額そのものが割引される珍しいタイプで、吉野家は190円引きキャンペーンが終わったら常時2%引きになるんだそう。たまに牛すき鍋を食べたくなるのでその時に使いましょう。

ローソンはOrigami Payを使っても割引なしですが、それ以外のお店は常時2%引きに設定されているお店が多い模様です。
地味にとらのあなが対応してるのがびっくりで2%引きも有効っぽいので、コミケの新刊買う時にでも使ってみましょう。家からの距離の関係もあって同人誌購入はメロン優先だったけど、今後はとらメインになる可能性まであり得る。
今日まで有効な、1回だけ使える10%割引クーポン持ってるけど、さすがに今から出かける元気はない・・・

支払い元にKyashを指定できるので、その還元3%もしっかり付きます。
2%割引が付くお店であれば5%以上のお得をゲットできるのはデカイですね。1万円分ぐらいの支払いになれば、薄い本1冊分ぐらいの差額に。

使い始めてから日が浅いのでまだそれほど恩恵を受けていませんが、割引クーポンが配布されることが結構多いらしく、活用次第で先程の5%を超える割引も手にできる模様です。対応店舗がそれほど多くないので、用途も限られてしまいますが。


細かいところだとクーポン用途でPaypalとかも利用中ですが割愛。
~Pay系は特に今年になって一気に存在感を増した感があって、どれか一個に絞ってくれよと思わなくもないのですが、一社独占より各社争ってくれたほうがいろいろなキャンペーンや割引をやってくれて、利用者側のお得は増えるのかもなぁとも思いました。
物理的なポイントカードが増える場合とは違って、アプリが増えても最終的な決済口座は1個に統一できるので、それほど煩わしさはないですし。
支払う時にアプリ立ち上げてバーコード表示させるのはやっぱりめんどいですけど。

普段払いはSuicaを使いつつ、キャンペーンが行われているときに美味しいところだけ掠め取っていく、Origami Payは平時からお得度が高いので使えるお店の調査を忘れずに、という感じですかね。
うちのご近所にあるドラッグストア(ドラッグ新生堂)は、バーコード決済に対応する際にLINE Pay、PayPay、楽天Pay、OrigamiPayに短期間で一気に対応したので、他のお店も同じように主要バーコード決済全対応とかなってくれると楽なんだけどなー、と思うぐーたらおじさんでした。